ミャンマー株式市場について 日本国会計士の分析

Global Think Consulting 会計事務所

瀬戸山 洋介(日本国公認会計士)

2015年10月にヤンゴン証券取引所が開設して、丸1年が経過しており、上場銘柄も3社出てきました。皆様もどのような株価推移をしているか関心があるのではないかと思われます。今回は財務情報、株価の推移をまとめてみました。
 総じて言えることは、開示が難しい作りとなっており、会計のプロが見ても財務内容が分かりにくくなっています。(例、①Holding会社のため連結決算書に、投資元の会社の損益計算書がそのまま取り込まれていない。②株式が種類分けされており、上場株に帰属する当期純利益、純資産が分かりにくい等)
 また、現状においては、日本で行われているような四半期報告は行われておらず、半期報告としても行われておりません。今後は、まずは半期報告を導入していくことが考えられます。
また、FMIについては、シンガポールで、Yomaが上場していることから、どのような関係にあたるか調べたところ、Chairmanは、(Yoma、FMI)どちらもSurgePan氏で同様となります。シンガポールのYomaからはYomaBankへの出資が見当たりませんでした。

FMIのDivisionのHeadには欧米人が参画しています。PwC、KPMG、Citigroup, Morgan Stanley,Barclays Capital, and Lehman Brothers出身者等。日本人はDivisionHeadには見当たりませんでしたが、NikkeiAsiaView出身という方が参画しています。
 FMIの決算書を見ると実質は、Yoma Bankの上場の様に見受けます。
 また、ミャンマーにおいては外貨の換算方法が税務上不明確であることから、上場企業の換算方法を参考にするために、注記を分析したところ。以下の記載となっており、各社の判断ということが改めて確認できました。
The exchange rates used to translate the accounts reported in Kyats into USD and Kyats into SGD are the prevailing open market rates observed by most business organisations in Myanmar.
上場会社は会計税務に、厳しく対応している会社となりますので、ミャンマーの会計税務の模範となるはずです。今後も、皆様に気づいた点をお伝えしたいと思います。

公認会計士による証券分析

  • 証券分析002
    Myanmar Thilawa SEZ Holdings Public Limited (MTSH)
  • 証券分析001
    FIRST MYANMAR INVESTMENT CO.,LTD. (FMI)

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